初めてTOTEMを知った頃は、ネットで買える3万円くらいのロードバイクっぽい自転車を売ってるイメージだった。でも最近のTOTEMは違う。エントリーからミドルグレードまで質の良いロードバイクを自社工場で製造している。そんなTOTEMのTR4.0を深堀りし、個人的におすすめの購入方法を紹介する。
TOTEMってどんなメーカー?
TOTEM(トーテム)は、BikeWorkという自転車代理店の独自ブランド。ヨーロッパ各地に自社工場を持っており、スポーツ自転車だけでなく電動自転車の製造にも力を入れている。
ECサイトで安い自転車を売っているイメージから、日本ではトーテムのロードバイクをルック車だと思っている人も多いかもしれない。たしかに昔はそういう面もあったけど、最近のトーテムのロードバイクは違う。
トーテムの上位ブランドであるUpland(アップランド)の立ち上げ後は、アップランドのバイクを作るために培った技術を、下位ブランドのトーテムのバイクに惜しみなく注いでいる。その結果、価格高騰のロードバイク業界の中で、安価ながらも質の良いバイクを提供することに成功している。
TR4.0のスペック
特にTR4.0のスペックを見て、俺の中のトーテムのイメージが覆った。実質7万円台でSORAコンポかつディスクブレーキ付き。なにか裏がありそう…と疑っちゃうくらい安い。大手メーカーでこのスペックだと価格は2倍くらいになると思う。
販売サイトで公開されているスペック情報は下記を参照。詳細は公開されていないが特徴的な部分をまとめてみた。
特徴
- フレーム、フォーク共にアルミ
- エンドは前後ともスルーアクスル対応
- ワイヤーフル内装
- STIレバーと前後ディレイラーがシマノ SORA
SORAはエントリーグレードでは最上級だから言うことはないし、スルーアクスル対応のためホイール幅を気にせず幅広めのホイールも履かせられる。一方で気になる点は
気になる点
- ディスクブレーキのメーカーが不明
- シートポストが独特な形状の専用パーツで補修部品はあるのか
- ブレーキやホイールのせいか重量が11.2kgと重い
ざっと挙げてはみたけど、どれも致命的なデメリットにはならない。
もしブレーキングの効きが悪ければ、制動力の高い機械式ディスクに交換する選択肢もある。シートポストに関してはめったに壊れるようなところじゃないから気にしすぎだろう。重量の重さも軽めのホイールに交換することである程度軽量化できる。
TR4.0のサイズとカラー
TR4.0のサイズ展開は430、460、490、500mmの全4サイズある。公式でジオメトリーと適正身長を公開しているため、サイズ選びでは間違えにくいと思う。下記画像を参照して自分の身長に合うサイズを確認してほしい。
カラー展開は驚異の全6色。あと一色あれば並べたら虹の完成じゃん。ブラック、ホワイト、グレー、グリーン、ピンク、イエローと選り取り見取りで、個人的にはグレーが薄い水色っぽくて好き。
おすすめ購入方法
現在はBikeWork公式サイトか楽天市場のどちらかで購入可能。楽天の方が公式より1万円安いし、楽天ポイントも貯まるから楽天で購入することを強くおすすめする。
というか楽天で購入してもBikeWorkから発送してくれるから公式で買う意味がない。将来的に楽天で値崩れが起きて、公式の方が安くなっていたら検討すればいいレベル。
さらにおすすめなのが、楽天お買い物マラソン期間内に、0と5のつく日を狙って購入すること。さらに楽天カードを持っているなら、楽天カードで支払うことでポイント還元率をもっと上げることができる。これで確実に実質7万円台で手に入る。ポイントは貰えるだけもらっとこう。
トーテムのTR4.0はいいぞ
冷静に考えて7万円台でSORAコンポかつ機械式ディスクブレーキのロードバイクが手に入るのはバグってる。予算的にエントリーモデルしか選択肢がない人や、最初のロードバイクに15万も20万も出せないよって人にとって嬉しいバイク。
この安さなのにスルーアクスル対応だから将来的なホイール交換も捗る。カスタムも楽しみやすいトーテムのTR4.0はかなりおすすめ。
ちなみに同じTOTEMからClarisコンポのモデル(TR3.0)もあるけど、そっちはクイックリリース式だからおすすめしない。買うならTR4.0を選んだ方が満足度は高いことをお伝えして記事を終わる。