【パンサー】10万円以下で買えるSORAコンポ・油圧ディスクブレーキのロードバイク【ネレウス】

ついに10万円以下で油圧ディスクブレーキ付きのロードバイクが登場した。油圧ディスクと言えば未だにミドルグレード以上から付くブレーキ、というイメージがあるけど、パンサーは新発売のエントリーモデルに付けるという暴挙に出た。

ただし情報が出回ってない分、落とし穴もある。そんな落とし穴にも目を向けつつ、パンサーの新発売・ネレウスを深堀りし、個人的におすすめの購入方法を紹介する。

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PANTHERってどんなメーカー?

PANTHER(パンサー)は、調べても情報が出てこない謎のメーカー。分かったことはおそらく日本国内で生産しているわけではなく、中国でオーダー生産していること。そして中国から輸入販売しているのが、埼玉にあるKSKインターナショナル株式会社だということ。実際に注文するとKSKから自転車が届くようだ。

中国メーカーの製造技術はもう”中華”と馬鹿にできないくらい上がってきている。コストパフォーマンスを考えると、エントリーモデルなら欧米のメーカー以上のバイクを作り出しているんだ。それはパンサーも例外じゃない。

ちなみにパンサーのロードバイクのモデル名はギリシャ神話に由来している。今回紹介するネレウスも神話に登場する海神で、他にもゼウスやハデスなど厨二心くすぐられる名前が

NEREUSのスペック

NEREUS(ネレウス)は、パンサーの中でエントリーエンデュランスロードの位置づけになるんだけど、付いている部品はエントリーモデルでは最上級。公式のスペック表と共に、特徴と気になる所をまとめた。

特徴

  • フレーム、フォーク共にアルミ
  • ブレーキは油圧ワイヤー式ディスク
  • エンドは前後ともスルーアクスル対応
  • ワイヤーフル内装
  • STIレバーと前後ディレイラーがシマノ SORA

SORAコンポの油圧ワイヤー式ディスクブレーキが特徴的。エンドはスルーアクスル対応だから幅広のホイールを履くことができる。ホイールカスタムの選択肢が広がって嬉しい。

気になる所

  • フォークやシートポストがアルミ
  • 自社製ブレーキの制動力や安全性が未知数

フォークやシートポストがカーボンじゃないから乗り心地が気になるところだけど、この値段でそこまで求めるのは流石に酷。乗り心地を良くしたいなら後々カーボンシートポストに交換もできる。

それとブレーキは自社製なので制動力が未知数。油圧ワイヤー式ディスクブレーキは、一般的に純粋な油圧ディスクブレーキと比べて制動力や安全性が低いと言われている。

忖度したくないからはっきり言うが、ブレーキだけは本当に不安。もし購入する場合、将来的にブレーキ交換の可能性があることを念頭に入れておきたい。これは「”シマノじゃない”油圧ワイヤー式ディスク」を使っている他メーカーのバイクにも同じことが言える。

NEREUSのサイズとカラー

NEREUSのサイズ展開は480mm、500mmの2サイズ。

公式のジオメトリー表には適正身長が480mmは165~180cm、500㎜は170~185㎝と記載されているが、この適正身長がかなり怪しい。

トップチューブ長を見ると510mmもしくは515mmしかなく、これは180cm代の人が乗るにはかなり小さい。総合的に判断すると、フレームサイズ480mmの適正身長は160~170cm、500㎜は165~175㎝が妥当。公式の適正身長は当てにせず、自身の適正トップチューブ長と比較してサイズを選んでほしい。

カラー展開はネイビー、ライム、グレー、ブラックの全4色。カラーリングは単色で統一されているわけではなく、ブラックなら前部が黒色で後部が赤色と、2色を組み合わせた塗装になっている。かなりお洒落。

おすすめ購入方法

結論、自分が購入するタイミングで、Amazon・楽天・Yahooショッピングの中で最も安くポイント還元率が高い場所で購入するのがおすすめ。このモデルは2024年5〜6月に販売を開始したため、現在は各ECサイトで価格差がない。だから今買うならぶっちゃけどこでも良い。どこも送料無料だし。

だけど数か月も経てば、ECサイト間で価格差が生まれるかもしれない。だからこそ自分がほしいタイミングで、ポイント還元も含めて最安のサイトで購入するといい。ちなみにロドマカは楽天経済圏で生きているので自分なら楽天で買う。

パンサーのネレウスはいいぞ

やっぱり9万円台でSORAコンポ・油圧ディスクブレーキのロードバイクを出してきたのが凄い。同じ油圧ワイヤー式ディスクブレーキ付きのSUNPEED ASTROも、値上げにより10万円を超えてしまったから10万以下だとパンサーのみになってしまった。

自社製の油圧ワイヤー式ディスクブレーキということで、正直なところ制動力や安全性は未知数。日本国内で販売が開始されて間もないため、まだブレーキに関する情報が出回っていない。詳細を確認した上で購入することをおすすめする。

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