世の中には数え切れないほど自転車メーカーやブランドがあるけど、自社工場で生産や供給できるメーカーは限られている。そのごく一部のメーカーにXDSは含まれる。いや、含まれるどころか生産規模は世界トップクラス。そんなXDSの限定モデル、RT500を深堀りし個人的におすすめの購入方法を紹介する。
XDSってどんなメーカー?
今や世界トップクラスの自転車メーカーに成長したXDS。1995年に設立された新進気鋭の自転車専門メーカーながら、その生産規模は凄まじい。年間500万台を生産可能な自社工場を備えることで、生産から供給までを一貫して自社で完結している。
また、施設内にUCIが認定するマウンテンバイクコースを有しており、自社ブランドの走行テストはもちろん、レースなどのイベントが開催され、販売促進活動としても活用されている。
日本での知名度はそれほど高くない印象だけど、50カ国以上もの国に代理店を持つなど、現代の自転車メーカーでトップクラスの規模を誇っている。
RT500のスペック
そんなXDSのRT500は、JPエディションと名付けられ日本限定モデルとして販売している。今のところ完売していないが、販売台数に限りがあるかもしれないため早めに購入したい。
そのせいなのかXDS公式サイトにRT500は記載されていない。しかし日本の販売代理店のサイトを確認したところ、スペック表を発見したのでロドマガの分析と共に載せておく。
特徴
- フレーム、フォークともにアルミ
- STIレバー、前後ディレイラーはシマノ Claris
- ワイヤーフル内装
- 重量は10.8kg(サイズ480mm)
フォークがアルミということでカーボンフォークは価格的に厳しかったんだろう。主要コンポ(STIレバーと前後ディレイラー)はシマノのClarisを使っている。ブレーキやクランクはシマノではない。
この価格帯のモデルには珍しく、シフトワイヤーがフレーム内装。重量はサイズ480mmで10.8kg。やや重いような気もするけど、エントリーモデルでアルミフォークと考えるとまあ妥当な重さ。あとの細かい部分は標準的なモデルになっている。
RT500のサイズとカラー
RT500のサイズ展開は450、480、500、520mmの全4サイズある。公表されているジオメトリーと適正身長は下記。
適正身長
450mm:150-163cm
480mm:158-170cm
500mm:165-178cm
520mm:173-185cm
適正身長なんだけどかなり怪しい。ジオメトリー表でフレームサイズ450を見てもらうと、トップチューブ長が532mmもある。
トップチューブ長532mmというと、身長165㎝以上はあった方がいいと言われている。だからこの適正身長は当てにせず、自分に合うトップチューブ長を見比べてサイズを選ぶことを勧める。
カラーリングは、ブルー/ブラック、レッド/ブラック、シルバー/ホワイトの3色展開。シルバー/ホワイトは販売ショップによっては取り扱ってない店もある。
以前はY’sRoadというスポーツサイクル専門店にて、限定カラーとしてパープル/ブラックも存在していた。個人的にはこのカラーを気に入っていたけど、どうやらもう全サイズ完売したらしい。残念。
おすすめ購入方法
値段、組み立てどちらの観点から見ても、楽天市場かヤフーショッピングで購入することをおすすめする。試しに自転車ショップ、楽天、ヤフーで最安値を比較してみた。
最安値(送料込み)
自転車ショップ :99,000円
楽天市場 :74,107円
ヤフーショッピング:76,230円
自転車ショップだと定価で販売しているお店が多く、楽天やヤフーと2万円以上の差が付いている。組み立てに関しては、楽天やヤフーで買ったとしても”完全組み立て”で配送してくれる店が多いから安心。
さらに、楽天やヤフーでシルバー/ホワイトカラーが欲しいなら「サイクルスポット」というショップからしか購入できない。でも嬉しいことに、先ほどの楽天とヤフーの最安値は実はサイクルスポットの価格なんだ。楽天市場かヤフーショッピングで買うなら、安くて選択肢も豊富なサイクルスポットでの購入一択!ここも完全組立だしおすすめ度は高い。
XDSのRT500はいいぞ
日本での知名度はまだまだ低いXDS。しかし中国国内には2000以上の販売店がある中国自転車メーカーのリーダー的存在で、ヨーロッパ各国やオーストラリアでは有名ブランドとなっている。
XDSのRT500は、GIANTやMERIDAのエントリーモデルと遜色ないスペックにも関わらず、5万円ほど安く手に入れることができる。GIANTのコンテンド2やMERIDAのライド80を最初の一台に考えている人は、XDSのRT500を候補に入れることを強くおすすめする。